遍照院(住吉磨崖仏)

himeji

遍照院(へんしょういん)は、福島県いわき市の寺院である。山の斜面の岩に掘られた住吉磨崖仏(すみよしまがいぶつ)がある。

住吉磨崖仏は、遍照院裏山の西崖面に構えた龕の中に厚肉彫で彫り出されている。
龕は全部で6ケ所あるが、向かって右から数えて、第1号龕は当初からのものではない。
全体的に風化や剥離が激しく、像容を残すのは中央の2つの龕だけになっている。

第3号龕には、住吉磨崖仏の中では最も大きい如来の座像(高さ144cm)がほぼ丸彫りに近い形で彫り出されている。

螺髪や豊満な顔の表情など頭部は良く残っているが、膝前や手首先が剥離や風化しており、印相(手の組み方)は不明。

第4号龕には、弥陀定印(印相の一種)を結ぶ阿弥陀三尊像が彫り出されている。
第3号龕の如来座像と同様に丸みを帯びた頭部、厚みのある体部を特色としている。
向かって右側の脇侍は崩壊しているが、左側の脇侍は像容から勢至菩薩像であると考えられている。

鎌倉時代のものとされ、風化が進んでいるが如来独特の丸まった髪の毛「螺髪(らはつ)」を見ることができる。
一帯は市指定史跡となっており、いわき百景の一つ。

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