立神社

himeji

立神社(たてじんじゃ)は、和歌山県有田市野に鎮座する神社(旧郷社)。

野部落の西端、御殿山という丘陵の北麓に北東面して鎮座する。神社名は本殿背後の巨岩に由来するという。

創祀の時代は不詳ながら古くから祀られて来たといい、『紀伊国神名帳』の在田郡官知神部に見える「正五位下 水主明神」に比定されている。

本殿の後背に岩石が屹立しているが、『紀伊名所図会』や『紀伊続風土記』に、かつてはその岩盤に有田川の奔流が激突して流路を北に変じ、岩下に深い淵をなしていたとの伝えを記し、その淵によって「水主明神」と称され、また「立神」の称もその岩盤に起因すると考証している。

10月16日の例祭には有田市宮崎町の飛瀧神社まで神輿渡御が行われる。

社叢にホルトの木、ばくちの木、ヒメユズリハ、スダジイなどが繁茂するほか、『紀伊名所図会』に「びんろう大樹」と記された檳榔(びんろう)もあり、中でもばくちの木は同種の和歌山県における分布上の北限を示し、幹周120cmに及ぶものもある。

また蝶類のヤクシマルリシジミも棲息し、同じく県の最北端の分布記録を示している。

「立神社社寺林」として有田市の天然記念物に指定され、県の自然環境保全地域としても指定されている。

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