湧玉池

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湧玉池(わくたまいけ)は静岡県富士宮市にある湧泉である。国の特別天然記念物に指定されている(1952年(昭和27年)指定)。

富士山本宮浅間大社の境内に位置する。平成の名水百選の1つでもある。
湧玉池の水はすべて富士山の伏流水からなるものである。一年間ほとんど増減なく毎日約20万t湧き出ていて、富士宮市内を流れる神田川の水源となる。

水温は1年を通して13度前後で一定している。現地には水飲み場(水汲み場)も存在している。また、古来より富士道者は、ここで身を清めて六根清浄を唱えながら富士登山する風習がある。

古くは富士登山前の禊ぎの場とされた。室町時代に描かれたとされる『絹本著色富士曼荼羅図』(富士山本宮浅間大社所蔵 重要文化財)にはこの湧玉池が描かれており、当時の人々との関係を伺わせるものである。

平安時代の歌人である平兼盛は湧玉池についての歌を詠んでいる。
「つかうべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉」

湧玉池のある富士山本宮浅間大社は富士山を神体山として祀る神社で、古来より富士信仰の中心地として知られる。大同元年(806年)建立で東海地方では最古の社である。
境内は、大きく富士山南麓(富士宮市街地)に位置する本宮と、富士山頂上に位置する奥宮の2つがある。境内は広大であり、本宮で約17,000㎡のほか、富士山の8合目以上の約385万㎡が浅間大社の境内である。

本宮の本殿は徳川家康による造営。浅間造という独特の神社建築様式で、国の重要文化財に指定されている。
『新勅撰和歌集』の北条泰時の歌の詞書には「駿河国に神拝し侍りけるに、ふじの宮にてよみて奉りける」などとある。

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