大久野島(ウサギ島)

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大久野島(おおくのしま)は、瀬戸内海に位置する島で、芸予諸島の1つ。広島県竹原市忠海町から沖合い3キロメートルに位置し、周囲は4.3キロメートル。
1934年(昭和9年)に瀬戸内海国立公園に指定されている。地図から消された島や毒ガス島などと呼ばれ、太平洋戦争下の化学兵器製造の実態を今に伝えている。

島外の小学校で飼育されていた8羽のウサギが1971年に島に放されて野生化し、繁殖して現在ではおよそ300羽にまで増えている。
このために大久野島は「ウサギ島」とも呼ばれるようになった。
その後、国民休暇村や大久野島毒ガス資料館等の観光施設ができ、人になれた多数のウサギたちが観光客を出迎えてくれるようになった。

現在は年間約10万人の観光客が訪れる「ウサギの楽園」として知られ、一部のウサギ好きの聖地ともなっている。ウサギの保護のため、大久野島には犬の連れ込みは禁止されている。

このウサギの起源に関しては、かつてこの島の毒ガス研究施設や工場での実験用や毒ガス検知のために飼われていた多数のウサギが、終戦後放棄された施設と共にそのまま放置され、温暖な気候と天敵がいないという好条件によって繁殖したという説がある。

しかし村上初一の証言によれば、毒ガス実験にウサギが使用されていたのは事実だが終戦後にすべて処分されており、現在いるウサギは休暇村建設後に本土から導入されたものとのことである。

ともあれ、隙あらば常に脱走したがるウサギの習性とその旺盛な繁殖力をもってして、大戦の錯雑にまぎれ生き延びたウサギが一部存在した可能性も否定しえないという意見もある。

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